ピーちゃん

野鳥
10月4日季語 蔦(秋)
寂しいと言い私を蔦にせよ  神野紗季

秋の天気は長続きしません。

今日は雨でした。

2階のテーブルでラグに座って書き物をしていました。

ベランダを見ると、ヒヨドリが倒れているではありませんか。

ガラスにあたった音はしなかったから、屋根にぶつかったのかしら。

近づいてみると、目がぱっちりしています。

自分の今の状況を驚いている感じで、微笑ましい。

しばらくすると動くような様子。

なかなか起き上がれません。

やっと起き上がれました。

ぴーちゃん!と呼ぶとくちばしを開けます。

オレンジ色がくちばしからのぞくのですが、カメラでは撮れませんでした。

3回呼びかけに答えてくれましたが、それまででした。

たよりない足取りでベランダの上に乗りました。

飛べるかな。気を付けて。

飛べました。

飛んだ先は楓の枝です。

じーとしています。

15分くらいは枝にいました。

地に降りてひょこひょこ歩きます。

バランスが悪くてひっくり返ったりします。

頑張れ頑張れ!!

羽根の開き方もぎごちないです。

前庭の隅まで歩くことができました。

もう大丈夫そうです。

ゆっくり休んで、羽ばたいてね。

命があって良かったね。

そのままガーデンに遊びに来てくださってありがとうございます。

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